仲間や同僚と入った居酒屋、
まずはビールだ。
二杯目ならワインも許させるだろうと
頼んで出てきたのはチリ
また、この味か
少しガッカリする
このワインもチリワイン
注ぐと、チリ独特の赤ピーマンのようなアロマが鼻をくすぐる
居酒屋を思い出す
少しだけ、気分は落ち込む
しかし、飲むと吹き飛ぶ
「うめぇ!」
チリワインを極めるとはこういうことか
1000円代でありながら、よくぞここまで美味しく出来たな
安いだけで終わらせない
深い紫色が特徴的で、数々のアロマがグラスの中でヒシメく
カシスやブラックチェリー、そして微かに感じるスパイスが複雑に絡み合い、豊かな味わいを生み出す
このワインの真価は、バランスの良さだ
バランスの良いなんて、ありふれた言葉だが、
平凡が1番みたいにしっくり来る良さがある
口当たりは滑らかで、とりあえずタンニン
ブラックベリーの酸味と果実味が滑らかに入るこむ
欠点はあるようで、無い
これがちょっとなあとおもう要素はある
が、逆に、それが味を引き立てるスパイスになっている。
なんとも人間味溢れるワインか
食事とともに、または単体で楽しむことができる柔軟性もあり
安いのもあって、とりあえず試してみる価値あり